抗がん剤

祖母は、父方も母方もがんになり、ふたりとも大変な闘病生活の末に亡くなりました。

 

 とくに抗がん剤治療を受けた母方の祖母は、髪が全て抜け、体はやせ細り、とても苦しそうでした。

 

 小学生のころ、そのおばあちゃんが入院している病院にお見舞いに行ったときのことです。母が「何が食べたいか」とたずねると、祖母は「まぐろのお刺身」と答えました。

 

 魚屋さんで一番高級なまぐろを買って食べさせたのですが、祖母は口にいれてすぐに咳き込み、吐き出してしまいました。その姿を見て、僕は子供心に大きなショックを受けたのを覚えています。そして祖母は数日後に亡くなりました。

 

 僕や家族がいつかこのような最期を迎えるかもしれないと思うと、とてもやりきれない気持ちになります。

 そんな、人の命を否応なく奪う「がん」という病気は、現在、死因のトップです。そして日本人の半分、近いうちに3人に2人はがんになるそうです。しかし、将来自分や家族の命を奪ってしまう病気なのにもかかわらず、「がん」がどんな病気なのかよくわかりません。怖い病気で、なってしまったら治せない「死の病気」というイメージがあるだけです。

 

 心配性の僕は、人間ドックというものを受けました。胃の検査のために、診察台の上でバリウムを飲み、医者に言われるがまま、うつ伏せになったり、仰向けになったり、左に回ったり、右に回ったりして「異常なし」と診断されたのですが、これで本当にがんが調べられているのかわかりません(どうやら、バリウム検査では初期がんは見つからないらしいです)。

 

 テレビや雑誌などでは、「これを食べたらがんにならない」とか「これは食べたらがんになる」という情報をよく目にしますが、何が本当で、何がそうでないのか、わかりません。よく言われている「たばこを吸うと肺がんになる」「がんは遺伝する」これも実際のところはわかりません。

 

 また、がんを患ってから何年も生きる人もいるのに、あっという間に亡くなる方もいます。違いはなんなのでしょう。見つかった時期がよかったのか、治療法がよかったのか。これもよくわかりません。

 

 もし、がんになって手術することになったら、自分の命を会ったばかりの医者に預けることになります。でも、医者の選び方もよくわかりません。

 

 とにかく、がんは将来、自分を苦しめることになるだろう病気であるにもかかわらず、知らないことだらけなのです。

 

 心のどこかで自分は大丈夫だろうと、深く考えないようにしている自分がいます。

 

 そこで、専門家のお話を聞こうと「がん」について教えてくれる人を探しました。

 

 はたして、がんを防ぐ方法はないのでしょうか。治す方法はないのでしょうか。

 

 しかし、なかなか適任の方は見つかりませんでした。

 

 というのも、医者であっても病院に雇用されている従業員ですから、「医者が気に入らなかったら替えてもいい」とか「この抗がん剤は効かない」とかはっきりしたことは言えないらしいのです。

 

 それでも、何人ものお医者さんと面会させていただいて、やっと適任を見つけました。

 

 がん患者を1万人以上も診てきた水上治先生です。

 

 水上先生は元々大きな病院の先生を数十年務めましたが、「大病院では患者さんの立場にたった医療が難しい」と退職されて、がん患者向けにクリニックを開院されました(大病院はとにかく混んでいるので、患者一人一人とコミュニケーションをとる時間がとても限られているそうです)。

 

 そんながん医療に誰よりも熱く取り組む水上先生に、病院の裏事情も含めて何でも話すとお約束いただきました。

 

 適任です。

 

 そして、何でも聞いてきました。

 

 何をしたら予防になり、どのような検診を受ければ、がんは見つかるのか。がんになったらどこへ行って、どんな治療すればいいのか。どんな医者がよくて、どんな医者がダメなのか。全て本音でお答えいただきました。

 

 今回、お話を聞いてわかったことは、医療技術は日進月歩で進んでいて、がんは予防ができ、同時に正しい検診を受けて、早めに対処すれば治る場合も多く、死の病気ではなくなってきているということです。

 

 しかし、本来知っておくべきことを知らないがために、がんになったあとに大きな後悔をするケースが非常に多いそうです。(がんは治しにくい状態で見つかる人がほとんどだそうです。)つまり、知っているか知らないかが、がん攻略の鍵になるのです。

 

 手術や抗がん剤などがんの治療には、とてもお金がかかりますが、知識を身につけるのにお金はほとんどかかりません。肉体的な負担もありません。

 

 ですから、まずは知識を身につけ、私たちを将来苦しめることになる死の病気に対抗しませんか。

 

 記事の知識によって、みなさまが健康な人生を送られることを心より願っております。それでは、最後までお付き合いよろしくお願いします。